JFMC20-9301 (特定研究20)

タイトル;高度進行胃がんに対するCDDP、5-FU併用による強化療法に関する研究

集積期間;1993.11~1996.3

集積症例数;321症例

解析対象症例数;321症例

中間報告書提出:1999.3

治療スケジュール;

  • 進行胃癌に対するいわゆる高用量CDDP・5-FU療法の臨床効果
    • 強化療法群(Ⅰ群)
      T20.11
    • 標準的治療群(S群)
      T20.12

結果;

  • 1998年5月現在(集積終了時より約2ヵ年)における中間解析の結果は
    • (1)Ⅰ群はS群よりも血球減少、食欲不振、悪心・嘔吐が多く、grade3以上のものはそれぞれ13%、26%、21%であった。
    • (2)生存率、無再発生存率ともに群間差はほとんど認められなかった。

    従って、本研究におけるいわゆる高用量CDDP・5-FU療法は臨床的に見て優越性を期待させるものはないと考察した。

特定研究20、21中間報告追補