ビジネスチャンスの場を提供したい
 ■ 有用な情報収集
 ■ 現場の医師の声が聞ける
 ■ 意見交換ができる場

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当財団では、全国の医療者・医療現場との密なネットワークを有しておりますので、医療現場で活躍される医師などを招いた講演会を開催し、医療機器に携わる皆様に有用な情報発信を行っております。

全国800~1000の医療機関との連携!
北海道から沖縄まで、約70名の臨床研究開発・推進委員会の医師である委員の協力体制があります!


講演会

医療機器開発支援事業発足
記念講演会 レポート

医療機器開発支援事業発足記念講演会
2020年1月30日(木)14:30~17:10
アルカディア市ヶ谷私学会館 6階 霧島の間


本財団医療機器事業を開始するにあたり、事業内容を関係者及び関係各所に周知することと、患者さんや医療機器事業に関わる皆様に向けて、有用な情報のご講演を頂きました。参加者は、当財団関係者・ものづくりの中小企業様・工学アカデミア・その他協会関係者の方々が100名以上ご来場いただきました。

桑野 博行
がん集学的治療研究財団
常務理事 桑野 博行

当財団の沿革についてお話いただき、医療機器事業を目指した経緯についてお話いただきました。


富原 早夏 様
経済産業省 医療・福祉機器産業
室長 富原 早夏 様

医療と工学の知識を持った人材の育成が必須であり、医療者と工学側(産業側)をつなぐ役割がますます重要になってくるとのご祝詞をいただきました。


谷下 一夫
がん集学的治療研究財団
医療機器委員長 谷下 一夫

医療機器事業を通じて、当財団が医工連携への取り組みを推進する意義についてお話いただきました。


招待講演1

医療機器における未来医療の展望
瀧口 登志夫 様
キヤノンメディカルシステムズ(株)代表取締役社長

瀧口 登志夫 様

キヤノンメディカルの歴史の中で特に大切にしてきたことは、「医工連携で臨床ニーズを把握し、それに答える医療機器を妥協せず開発し、実臨床でのエビデンスを集積すること」です。
未来医療においてもその取り組みは不変であり、医療技術の発展に伴う医療ニーズの変化に機敏に対応し、医療従事者の皆様を通じて「より良い」価値を提供し続けたいとお話いただきました。

招待講演2消化器外科における

ロボット手術の最前線
藤田医科大学 総合消化器外科 教授

宇山 一朗 先生

ロボット支援手術を導入した経緯や手術に伴う合併症の研究についてご紹介いただき、「ロボット支援手術は患者様に一定の安全性の再現性を有する手術を提供できる」とお話いただきました。
医工連携については、医療者が日常診療で困っている事柄を収集し、製品に反映する取り組みの必要性についてご提言いただきました。

宇山 一朗 先生

松本 晃

最後に、理事長 松本 晃 より、当財団の沿革についてお話いただき、医療機器事業にたどり着いた経緯をお話いただきました。また、当財団の持つネットワークを活用いただくことにより、医療機器等の新製品開発、市販後調査、製品の改良に貢献したいとお話いただきました。
画像診療機器が発達したことで術前・術後補助化学療法の効果がより的確に検証でき、患者予後に貢献していることなど、医療機器(診断機器・治療機器)と薬物治療は、がん治療およびすべての疾患の治療にとって車の両輪であり、双方が有機的に、効果的に結び付くことで治療の新たな扉が開いたことの例は枚挙にいとまがありません。
当財団ではこれまでの抗がん薬の情報に加え、医療機器等の有用な情報発信の機会をご提供するとともに、医療機器等の開発、改良の活動に貢献して参ります。
優れた医療機器をがん治療の現場に届けるための新規事業にご期待いただくとともに、同事業へのご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

当日は、自由に質疑応答のお時間も設け、第一線に立つ医療者・医師と意見交換ができる貴重なお時間となりました。

ご参加者からの感想

記念講演会のご感想やご意見を頂きました(一部抜粋)


  • 医学・工学の両方の先生方から、最先端のお話をお伺いできた。

  • 具体的な話で、製品開発の役に立ちました。

  • 医療機器メーカー、医療者双方の意見が聞けて非常に勉強となりました。

  • 大田区の町工場の集まりです。「とりあえず作ってしまう」ことのないよう、肝に銘じております。2つの講演もものづくりとして全体を把握できる内容でした。

  • 以前から医師のお話を拝聴させていただきたいと思っておりましたので、大変有意義でした。

  • 経営的視点の話が実践的で興味深かった。(ビジネス視点の開発)

参加者の皆様からのニーズなどもお伺いし、更に、皆様に有用な情報発信ができる講演会を開催させて頂くよう企画致します。

日本医工ものづくり
コモンズとの連携

医と工の交流を実現している
ものづくりコモンズにもご協力頂きます。

ものづくりコモンズでは、臨床医学と工学の学会との連携を基盤にして、医療者とものづくり工学者の交流を実現しています。そこで、当財団の医療機器事業に対して、今後、日本医工ものづくりコモンズにも協力をいただき、医療機器業界の発展に、まい進して参ります。



ものづくりコモンズ
当財団の講演会は、今後、医療機器事業者をはじめ、
一般の方にも参加頂けるよう、参加希望者を広く募集をして参ります。
お問合せ・ご要望等が御座いましたら
お気軽にご連絡をください。