1.臨床試験施設データマネージャー養成事業

(お知らせ)
公益財団法人がん集学的治療研究財団では本養成事業を終了することになりました。
データマネージャー養成及び認定に関する問い合わせは、日本癌治療学会へお願いいたします。

施設DM養成ワークショップ

ワークショップは、1997年度から2007年度まで毎年1回、がん集学的治療研究財団主催で開催していた講演会形式の研究発表会です。

ワークショップの開催履歴

1997/9/17
第1回
札幌(札幌市教育文化会館)
1998/9/2
第2回
東京(シニアワーク東京)
主題;医師支援のための臨床試験データマネージャーの養成について
1999/9/8
第3回
倉敷(川崎医療福祉大学)
主題;データマネージャーはこのようにして臨床試験の質を上げている
2000/9/20
第4回
福岡(ホテルセントラーザ博多)
主題;データマネージャーの腫瘍医支援、そのノウ・ハウ
2001/9/5
第5回
東京(経団連会館)
主題;自主的臨床試験におけるデータマネージャーの役割
2002/9/18
第6回
奈良(三井ガーデンホテル奈良)
主題;データマネージャーの活動状況報告 -基本的な役割と職種による関わり方-
2003/9/10
第7回
高知(高知市文化プラザ かるぽーと)
主題;施設データマネージャーの役割 -臨床試験の新しい方向を求めて-
2004/9/11
第8回
東京(メヂカルフレンドビル)
主題;医療情報のIT化に伴う施設データマネージャーの位置付け
-電子カルテと患者プライバシー-
2005/9/3
第9回
東京(アルカディア市ヶ谷)
主題;臨床試験を支える明日の施設データマネージャー
2006/7/8
第10回
東京(アルカディア市ヶ谷)
主題;-10年の節目を迎えて- 職種からみた施設データマネージャーの活躍と課題
2007/7/21
第11回
東京(アルカディア市ヶ谷)
主題;施設データマネージャーの使命と可能性- 広がる活躍の場-

臨床試験施設データマネージャー養成講座

この講座では、医師以外の方を対象とし、主にがんの臨床試験において、担当医師を事務的に補佐する施設データマネージャーの役割の理解と、施設データマネージャー業務遂行上必要な知識の習得を目指します。

今までの養成講座履修者数

第1回 (1998年度)
42名
第2回 (1999年度)
27名
第3回 (2000年度)
37名
第4回 (2001年度)
36名
第5回 (2002年度)
42名
第6回 (2003年度)
41名
第7回 (2004年度)
21名
第8回 (2005年度)
43名
第9回 (2006年度)
56名
第10回 (2007年度)
42名
387名

臨床試験施設データマネージャーの認定

臨床試験施設データマネージャーの認定は、研修会・講習会を受講、養成講座を履修した者を対象として、審査の上、認定してまいりました。

現在までの認定者

スーパーヴァイジング・ドクター
データマネージャー
データマネージャー・ナース
第1回 (1995年)
13名
第2回 (1996年)
19名
1名
9名
第3回 (1997年)
10名
1名
3名
第4回 (1998年)
17名
1名
第5回 (1999年)
11名
3名
第6回 (2000年)
6名
3名
第7回 (2001年)
終了
4名
第8回 (2002年)
終了
3名
第9回 (2003年)
終了
6名
第10回 (2004年)
終了
10名
第11回 (2005年)
終了
7名
第12回 (2006年)
終了
10名
第13回 (2007年)
終了
10名
第13回 (2008年)
終了
19名
76名
78名
12名
2001年1月から日本癌治療学会の臨床試験登録医制度が発足したことに伴い、スーパーヴァイジング・ドクターの認定は2000年度をもって終了しました。

施設スーパーヴァイジング・ドクターの養成

教育セミナーの開催履歴

1994年
岡山 (岡山プラザホテル)
1995年
札幌 (京王プラザホテル札幌)
主題;臨床試験におけるプロジェクト・コーディネーティング・システムの役割
1996年
東京 (東京ファッションタウン)
1997年
京都 (京都宝ヶ池プリンスホテル)
1998年
福岡 (福岡サンパレス)
主題;医師支援のための臨床試験データマネージャーの整備について
1999年
岐阜 (岐阜ルネッサンスホテル)
主題;P.C.S.発足5年目を迎えて
2000年
仙台 (仙台国際センター)
主題;腫瘍医支援のためのデータマネージャー養成

2.厚生労働科学研究推進事業

がん臨床研究推進事業報告書

第3次対がん総合戦略研究事業

厚生労働科学研究費補助金(第3次対がん総合戦略研究事業)とその内容

1.研究課題名(公募課題番号):

バイオマーカーを導入した原発性乳癌の集学的治療アルゴリズムの構築と意思決定過程の定式化に関する研究(18170601)

2.研究事業期間:

平成18年4月1日から平成21年3月31日

3.研究要旨:

財団法人がん集学的治療研究財団で実施しているJFMC34-0601「ホルモン陽性StageⅡ、ⅢA、閉経後乳癌に対するエキセメスタン24週間術前治療の有用性の検討(臨床第Ⅱ相試験)」の付随研究として、エキセメスタンによる術前ホルモン療法で得られる腫瘍内および血清中の蛋白質およびペプチド発現変化をProteinChipTMを中心としたプロテオミクス解析システムで解析し、腫瘍縮小効果と長期予後改善効果のそれぞれと相関するピークの抽出とその同定を目的とする研究を実施する。

4.研究成果

JFMC34-0601には全国から37施設が研究参加し、116症例が登録され、2008年12月末で症例集積を終了した。JFMC34-0601の付随研究である本研究には15施設から74症例(付随研究同意取得率63.8%)が登録された。トランスレーショナルリサーチ委員会(2008年1月25日開催)において本研究での評価項目が協議され、プロトコールの改訂を行った。

インターネットを活用した専門医の育成等事業

この事業は、平成20年度から財団法人がん集学的治療研究財団が厚生労働省からの要請によりがん医療の均てん化を図るために行っている事業です。

事業の成果

(1)通信情報による育成

・がん医療を専門とする医師の学習プログラムeラーニング(http://www.cael.jp )の公開
・パンフレット「がん医療を専門とする医師を目指す方へ」の発行

(2)医療水準調査

平成20年度医療水準調査報告書
平成21年度医療水準調査報告書