集学的治療とは

「がん」の治療には、外科療法(手術)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法、免疫療法等、様々な治療がありますが、いずれか1つをもってがんを十分に治療することは難しいとされております。そこで、これらの治療法を組み合わせて行うことで、より高い治療効果を得る努力がなされています。このように、二つ以上の治療方法を組み合せて行う治療を「集学的治療」と呼んでいます。

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様々な治療法の中で(公財)がん集学的治療研究財団は患者さんの状態に合わせ、2004年より「働きながら出来るがん治療を基本方針とし「患者に優しいがん治療法」の開発を目指し、日々活動しております。

また「患者にやさしいがん治療法」とは、がん患者さんにより質の高い生活(Quality of Life)を送って頂くために、より安全で安心できる効率的な治療法を示します。主な方法として次のような内容を提案しています。

1. 通院化学療法(1~3週毎に1回の通院なら)

入院の必要がなく、治療後でも自分の仕事が継続でき、余暇も楽しめます!

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2. 長期持続点滴から経口抗がん剤への変更

臨床試験でも5-FUの3日間持続点滴(FOLFOXなど)から経口抗がん剤(SOX:エスワン併用、XELOX:ゼローダ併用)の非劣性を検討しています:同じ治療効果なら、注射より飲み薬の方が楽かも?

抗がん剤の有害事象(副作用)対策の充実

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3. 免疫賦活剤を用いた免疫療法は本当に有効か?

Q1:保険収載された免疫賦活剤(ピシバニール、クレスチン、レンチナン)で患者さんの免疫能を活性化できれば、副作用も少なく、治療効果の増強が期待できる筈!?

Q2:短期大量投与と少量分割投与:同じ治療効果なら 副作用が少ない低用量の方が、免疫活性を保持できるので楽では?

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4. 術後補助療法の投与期間:12か月か、6か月か、或いは3か月か?

5. 術前化学放射線療法:切除範囲を小さくできれば、臓器や機能を温存できる!

切除不能癌でも術前化学療法で切除可能になれば全治も夢ではない

6. Conversion therapyへの夢

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しかし、これらの治療をいかにうまく組み合わせても個々のがん患者さんに対しては様々な反応を示すため、最も有効かつ適切な集学的治療を行うことは容易ではありません。  当財団では、臨床試験で正しい評価を得るため、大規模臨床試験を重視し、できるだけ多くの症例を集積し、その結果を統計学的手法を用いて解析してきました。また、得られた結果をもとに、次の研究計画をたて高次の研究へ発展(PDCAサイクル)させ、より効果的な治療法を探索しています。

 

そこで当財団は以下の事業を行っております

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